学生団体インタビュー STUDY FOR TWOに挑む
今回で二回目を迎える学生団体インタビューですが、今回インタビューを受けてくださったのは、学生社会起業団体STUDY FOR TWO(以降、SFT)の岡野真歩さんです。
インタビュアーを務めさせていただいたのは、AGESTOCK2014実行委員会(以降Age)広報局三年の広瀬一貴です。
全国の大学に支部があるSFTさんですが、岡野さんは運営事務局と地区代表をまとめる運営事務局長を務めておられます。
広瀬)
早速ですが、自分の団体の好きなところを教えてください。
岡野)
一番は、仕組みが他(他の団体さん)になかなか無いというところですね。
学生社会起業団体であるSFTは、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界に」という理念のもと、ビジネスを通して得た収益で国際協力をしています。
日本の大学生に使わなくなった教科書を寄付して頂き、それを半額で再販売する。その収益の8割を、現在では民際センターという一般財団法人を通してラオスの子供たちの奨学金として寄付する。という形です。
もちろん、これ以外にも魅力を感じる部分は沢山あります。
広瀬)
それでは、そんな団体に入ろうと思ったキッカケを教えてください。
岡野)
小さい頃(二歳)から英会話を習っていました。その関係で小五の時に初めて短期留学をし、NGOなどの活動に興味を持つようになりました。
そして国際的なNGOについて調べるようになり、知って行くにつれ将来関わりたいと思うようになっていました。
それに英語が大好きだったことが重なり、高校は国際語科に進学しました。同じような分野に関心を持つ人が周りにたくさんいたこともあり、受験生になるまでの2年間は国際協力に関わるボランティアやセミナー、講演会等にかなりの時間を割いていました。
ですが、持てる時間をすべて自分だけのために使い切った大学受験に失敗した時、人のために尽くす「ボランティア」という言葉に疑問を抱くようになっていました。
楽しいだけのサークルに入ってしまったら私は流されて大学4年間を無駄に過ごしてしまうと思いましたし、やりがいを求め将来のために成長し続けたいと思っていました。また、国際協力という分野から離れることはどうしてもできませんでした。
そんな時、SFTに出会いました。
ただのボランティアではなく、ビジネスを通して国際協力ができ、日本の大学生と途上国の子どもたち両者にとってプラスになるWin-Winな仕組みが当時の私にぴったりで、入ることを決意しました。
広瀬)
小さい頃からの思いが、いまの活動に繋がっているということですね。
岡野さんと比べると、自分は非常にフラフラした人間だなと思います…笑
では次に、大きな団体であるSFTさん特有の伝統のようなものがあれば教えてください
岡野)
団体の合宿などの多くのメンバーが集まる会で「未成年の主張」を行うことですかね。
私はやったことはありませんが(笑)、主に立候補制で今後団体で活動して行く上での目標や野望を大声で宣言します。
それが定番となっていて、強いて言うならばそれが伝統ですかね。(笑)
広瀬)
もし機会があれば、是非自分も参加させて頂きたいです。笑
では最後に、11月16日にイベントを控えるAgeへひとこと、メッセージをお願いします。
岡野)Ageさんの大イベント、ずっと前から楽しみにしています。
本当にお忙しい時期なのにご丁寧に対応していただいていて、ありがとうございます。
今後ともSFTをよろしくお願いいたします!
インタビューを終えて
岡野さんはとても人柄が柔らかい方だという印象を受けました。
以前にもお会いしたことがあり、初めてお会いした時もそんな印象を受けたのですが、今回のインタビューを通してより強く実感しました。
団体や活動内容が違っても、何かに本気で取り組む方は素敵だなと思います。
ご協力いただき、本当にありがとうございました!
学生社会起業団体STUDY FOR TWOとは
勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる世界を実現するために、大学生から使い終えた教科書を回収し、その教科書を安価に再販売。
そして、そこで得た収益をつかい、途上国の子どもたちへの教育支援事業を実施している団体です。