CROSTAGE2024 in 早稲田大学大隈記念講堂 第3部ステージレポート

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2024年7月14日に開催されたCROSTAGE2024 in 早稲田大学大隈記念講堂
今回は、第3部のステージレポートを公開!

さまざまな人気映画作品の世界をテーマに、異なる大学、異なるジャンルの学生サークルが集まり、一つのショーを作ることで、より大きな力を生み出した彼らの様子をお届けする。

第3部のパフォーマンスはこちらからご覧いただけます!是非ご覧ください!

「映画泥棒」が登場!?

オープニングでは、みなさん一度は見たことがある「映画泥棒」が登場!映画泥棒のパロディで観客の注目を集め、公演中の注意事項をパントマイム舞☆夢☆踏ならではのステップと滑らかな動きでユニークに伝えていた。

最後には幕を下ろすような動きとともに、実際に幕が下りる演出が!
会場内は歓声と拍手に包まれ、これからのパフォーマンスに向け大きな期待が寄せられた。

『スウィングガールズ』と『ラ・ラ・ランド』から生まれるJazz Show

有名なジャズ楽曲を使用し、生演奏とダンスパフォーマンスを掛け合わせたショーを小野フレンズ明治学院大学ジャズ研究会TAP-LOVERSが披露。映画『スウィングガールズ』と『ラ・ラ・ランド』で使用された曲をアレンジしたタップダンスとのコラボレーションをお届け。

観客の心を掴んだ、有名ジャズ楽曲を披露!

幕の上がった先にはバンドセットが用意され、静まり返った会場にドラムの音が突如鳴り響いた。映画『スウィングガールズ』で使用され、ジャズ楽曲としても有名な『sing sing sing』に合わせてジャズ×タップダンスのショーが開幕した。今回オリジナル結成された金管バンド小野フレンズ明治学院大学ジャズ研究会によるジャズのコラボ生演奏に、歓声や名前を呼ぶ声で会場も序盤から盛り上がりを見せた。

アップテンポな曲調に合わせたTAP-LOVERSによるタップダンスは、管楽器の力強い演奏にも負けない迫力のあるパフォーマンス。細かな一つ一つの音をピッタリと合わせる彼らの姿からは、このステージに向けた裏の努力がひしひしと伝わってくる。カラフルなライトに照らされる中、披露された『sing sing sing』は華やかでパワフルなステージであった。

タップダンスで観客を映画の中へ

  2曲目は『ラ・ラ・ランド』の『A Lovely Night』。ジャズ音楽でより一層輝く楽器、サックスによるソロ演奏から曲はスタート。煌びやかなステージから落ち着いた優雅なステージへと展開されていった。

男女ペアに焦点を当て、音楽に合わせて踊るタップダンスは、『ラ・ラ・ランド』の主人公2人を想起させる。ミュージカル映画の一部を覗いているかのような引き込まれるステージは観客全員を虜にした。生演奏とダンスパフォーマンスを掛け合わせ、拍手に包まれながら幕を閉じた。

歌声とパントマイムで創り出すディズニー映画

続いてChoco Crunchパントマイム舞☆夢☆踏 がディズニーの世界へと誘い出す。

歌声で生まれるアラジンの世界

ボイスパーカッションをバックミュージックに語りかけが始まる。
「アラジンの世界へ。ようこそ、いらっしゃい」という言葉と共に物語が動き出した。風に吹かれる音と共に揺らめいていた照明が消え、会場をアグラバーへと誘う。

『アラビアンナイト』、『フレンドライクミー』、『ア・ホールニューワールド』とポップな曲からしっとりとした曲までをこなす歌声に手拍子することを忘れ、うっとりしている観客の姿も。アグラバーを意識した衣装と心地の良いハーモニーは、目を閉じたらアグラバーの街が浮かぶような引き込まれるステージであった。

パントマイムによる海の世界

暗闇に包まれた会場に本を読んでいる少女が登場。眠ってしまった少女が辿り着いた先は、海の世界だった。水の音とブルーのライトで照らされた会場に『アンダー・ザ・シー』のメロディーが流れる。

音楽に合わせたジェスチャーで会場を魅了するセバスチャン、そして海の浮遊感をパントマイムの特徴的な動きで表現していく。帽子を使ったパントマイムや傘を使いクラゲを演出するなど、パントマイムによる海の表現方法は驚きの連続であった。

ステージで『High School Musical』の青春ストーリーが幕を開ける!

映画『High School Musical』の楽曲や世界観を表現したパフォーマンス。この映画を観た誰もが憧れるジャズダンス、バスケットボール、チアダンスを組み合わせた憧れのステージをお届け。

『What Time Is It』で混ざり合うパフォーマンス

暗闇の中から「SUMMER」と夏を呼ぶ声と共にオレンジ色の照明が点滅し、High School Musicalでおなじみの『What Time Is It』が始まる。観客の手拍子と同時に東京大学ジャズダンスサークルFreeD、フリースタイルバスケットボールSHAMGOD~freestyleballers~、そして上智大学インカレチアダンスサークルJESTYのパフォーマンスが幕を開ける。

バスケットボールの音楽と連動したドリブルやソロパフォーマンスから始まるのは『I Want It All』。次々と海外のようなポップで色とりどりの衣装を身に纏ってダンスメンバーが登場。

この楽曲の特徴でもある男女の掛け合いパートのダンスパフォーマンスでは、客席をさらにハイスクールミュージカルの世界観に惹き込んでいき、サビパートではチアダンスが輝く。会場を包む笑顔と、しなやかさやキレのある動きで魅了させるステージを作り上げた。

しっとりした雰囲気から華やかなステージまで​ ── 表現の幅を見せる

『A Night To Remember』では少しローテンポな音になり、ジャズダンスが始まる。間奏部分ではジャズの揺らめくような動きとは裏腹にキレキレのストリートを感じさせるダンスを披露。その後ろから登場したガールズチームのダンスには思わずきゅんとしてしまう一面も。

続いてバスケットボールのパフォーマンスへ。アクロバットな動きと身体の一部かのように自由自在に操る技に一目瞭然。

ラストの『High School Musical』で会場のバイブスも益々高まる。チアダンス、フリースタイルバスケットボールとジャズダンスという異なるジャンルのパフォーマンスが『High School Musical』という一つの世界を作り出し、ステージで青春を体現していた。最後はステージに出演している全員でジャンプしてステージを去った。

ジャグリング×光の演出で誘う映画『マダガスカル』の世界

パワフルな音に合わせて繰り広げられる難易度の高いジャグリング

迫力のある『Once Upon A Time In Africa』の音楽に合わせて明治大学ジャグリングサークルDietzが登場し、赤、緑、青の光るボールを使ったジャグリングを披露。暗闇の中で、ボールを変幻自在に操るそのステージに観客を魅了する。

『I Like To Move It』で会場の手拍子もアップテンポに

ステージが進むにつれて1人技から2人技、3人技と徐々に披露する技の難易度もアップしていく。2人技では向かいあわせで互いのリングをパスし合いながらジャグリングを成功させた。

楽曲のビートと連動するように繰り広げられるパフォーマンス。最後に大きく会場を魅了したクラブの3人技では複雑な動きながらも、息を揃えて披露する姿に観客の目を釘付けにさせる。タイミングが肝心な大技の1つ1つに観客から拍手が鳴り響く。暗闇と光、そしてジャグリングのパフォーマンスで臨場感のあるマダガスカルのステージであった。

圧巻の個性輝く『The Greatest Showman』パフォーマンス

最後の映画は『The Greatest Showman』の世界。観客の期待もフィナーレへより一層高まる中、型破りなショーを作り上げた。

『The Greatest Show』から一気に会場の熱気が高まる!

楽曲の“Oh”という掛け声と青のライトに照らされて登場したのはカラーガードサークル ワセガシラのカラーガードパフォーマンスだ。ブルーの可憐な衣装に身を包みながら、身体に響く低音ビートに合わせた力強いカラーガードに脚光を集める。

さらに、モノクロの衣装を身に纏った東京大学ジャズダンスサークルFreeDとオレンジ色が輝く東京女子体育大学新体操競技部も登場し全員が集結したステージには、フィナーレへの期待感を爆発させた。

ジャズダンスチームの持つ力強さとしなやかさを活かし、手や足を大きく開いた大胆なパフォーマンスから始まる。それぞれ動きの異なったソロパートで個性を発揮。それに続くように、新体操チームは180度の開脚ジャンプや、バトンやフラフープを使った鮮やな回転など圧巻の技を披露する。大技のシーンでは、カラーガードチームの旗振りと混ざり合ったパフォーマンスに感動の頂点へ。

バトンタッチを受け取ったカラーガードチームは赤と黄色が目立つガードを両手に持って登場。色鮮やかな演出に続いて、最後は宙でガードを回転させてキャッチする大技を決め、大きな歓声を巻き起こした。

ギターとタンバリンの音に合わせて、ジャズダンスチームと新体操チームのソロパートが始まる。『The Other Side』の楽曲にとともにピンスポットに照らされて登場。ステージ上で交互に織りなされるパフォーマンスはとにかくそのキレの良さと柔靭さ、そして表情のカッコよさが感じられるステージであった。

ラストは『This Is Me』でCROSTAGEを締め括る

新体操チームが登場し、両手でバトンを自由自在に回転させながら踊っている姿や美しいターンには思わず歓声が上がる。身に着けている色とりどりのスカーフをふわっと揺らして踊っているジャズダンスチーム。その手先までしなやかな優々たるパフォーマンスに拍手が送られる。

ジャズダンス、新体操、カラーガード全てのチームの笑顔と心震わすパフォーマンスに感無量の舞台であった。それぞれのジャンルの垣根を超えたCROSTAGEの締め括りでもある圧巻のパフォーマンスで会場に感動をもたらした。

垣根を超えて作り出す最高のステージ

エンディングではミュージカル映画『HAIRSPRAY』の『You Can’t Stop The Beat』に合わせて出演者全員のパフォーマンス。

エネルギッシュな曲に合わせて会場内で自然と手拍子が始まった。それ合わせてそれぞれが“チームらしさ”を数十秒の時間に込めていく。
観客と出演者が一体となって作るステージは、まさに
第3部、そしてCROSTAGEのエンディングに相応しいパフォーマンスであった。

パフォーマンス終了後、深くお辞儀をして会場を後にした彼らの顔には、やり切った、晴れやかな表情が浮かんでいた。大学やジャンルを超えたパフォーマンスで、学生の熱意は観客全員に伝わっただろう。

たくさんの拍手に包まれてCROSTAGEは閉幕した。

CROSTAGE2024 in 早稲田大学大隈記念講堂

名称 CROSTAGE2024 in 早稲田大学大隈記念講堂
日時 2024年7月14日(日)
1部:開場 13:10  開演 14:10
2部:開場 15:40  開演 16:00
3部:開場 17:25  開演 17:45
会場 早稲田大学 大隈記念講堂
主催 早稲田大学フラッシュモ部
AGESTOCK2024実行委員会
公式HP イベント公式HP

※本イベントは無事終演致しました。ご来場いただき、誠にありがとうございました。


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