2024年9月29日（日）下北沢 DaisyBarにて今後の音楽シーンを支えていくこと間違いなしの2バンドを招き、イベントを開催する。
その名も大学生主催の対バンライブ「Next Age Music -vol.2-」。
今回は、真っ直ぐで飾らない音楽を届けてくれる4ピースロックバンド『Daisycall』より、ボーカルのしゅんしー。さん、ドラムのやなぎさんのスペシャルインタビューをお届けします！
Daisycall
圧倒的な熱量の中に隠されたどこか儚さもある歌詞と気持ちのいいメロディーをかき鳴らす青春パンクバンド。誰一人として置いていくことのない、一人一人と向き合ってくれるライブは一度見たら夢中になること間違いなし！泥臭く直向きに音楽を鳴らし続ける彼らのライブにかける想いとはいったい何なのか。
Daisycallの作る音楽の核心に迫ります！
インタビュー
『Next Age Music -vol.1-』について
ー今回、学生団体主催のライブにご出演を決めてくださった理由をお聞きしてもよろしいでしょうか？
Vo. しゅんしー。：学生が作るイベントみたいなのに元々興味があったのと、第１回の時も先輩とか友達とか出てたのでいいなと思ってSNSでチェックしていて。それの第２回だったのでぜひぜひって感じでした。
ーライブのセットリストに込めた思いや注目してほしい点などがあればお伺いしたいです。
Vo. しゅんしー。：基本僕がセットリスト決めてるんですけど、候補を出しといて当日に決めることが多いです。やっぱりその時の自分の気持ちとマッチしたものを組みますね。あとは主催の思いとか、どんな日か、とかを考えてその日にしか出来ないもので考えているつもりです。
ーライブに向けての意気込みをお願いします！！
Dr. やなぎ：南無阿部とのツーマンということで、この間もちょうどイベントで一緒だったんですけど、その時から「この日楽しみやな」って思ってて。バチバチな感じでやるつもりなので結構僕らもグッと、やっていこうかなと思ってますね。
Vo. しゅんしー。：南無阿部を返り討ちにします！笑 ぐちゃぐちゃに！
対バン相手「南無阿部陀仏」について
ー南無阿部陀仏の好きな曲
Vo. しゅんしー。：『青春』ですかね。ライブで特に好きな曲なんですけど、皆でライブ中「うぉーおー！」ってみんなで叫ぶサビがやってて楽しいなと思いますね。
Dr. やなぎ：僕も『青春』めっちゃ好きです。あと、楽曲全般的にアントニーのドラムが普通にめっちゃ好きですね。
学生団体に関連して
ーどのような学生生活を過ごされていましたか？
Dr. やなぎ：僕は全然音楽をやってなくて。ドラムも高校の部活でちょっと遊ぶ程度に始めたので、中学の時とかすごく真面目にテニスをしてました。今も違って肌も真っ黒でしたし、別人やったと思いますね。笑
Vo. しゅんしー。：僕は大学の後半まで音楽をしてなくて。20何歳かで始めたくらいでめっちゃ遅いんで、それまですごい真面目に勉強してましたね。
ーライブも特に行かずですか？
Vo. しゅんしー。：いや、ライブはちょこちょこ行ってました！ただのライブ好きキッズでしたね。笑
ー初めて行ったライブは覚えてますか？
Vo. しゅんしー。：僕はハッキリ覚えてますね。小学校3.4年くらいの時、「a-nation」っていう色んなアーティストが出てるavexが主催のフェスがあるんですけど、それに兄貴と2人で行きました。
Dr. やなぎ：僕は大阪城ホールにSEKAI NO OWARIのライブを見に行きました。高校の時に友達がチケットあるからって誘ってくれて行ったのが初めてだと思います。
ーバンドに興味があって行ったんですか？
Dr. やなぎ：いや、ただなんとなく、テレビでも見たことあるし誘われたし行ってみようかなーくらいでした。ノリで行った感じですね。その時はこうなると思ってなかったですね。
ーお二人はバンドだけというよりは他のことにも力を入れてきた感じがしますが、学生の頃の1番の思い出はありますか。
Dr. やなぎ：軽音部と飲み会とパチンコしか。笑 とりあえず大学の時はサークルの軽音部が楽しかったので授業よりサークルでしたね。絞るのが難しいくらい思い出はめちゃくちゃあるなと思ってます。
Vo. しゅんしー。：受験期は結構勉強を頑張ってたので高校とかひたすら勉強の思い出しかないんですけど、小学校から大学まで部活で野球をやってたので小中高大通して野球部の思い出が強いですね。
ー学生に向けて、学生のうちにやっとけ！と言うことはありますか？？
Vo. しゅんしー。：これはもう反面教師がいるんですけど、絶対に免許は取っといたほうが良いです。
Dr. やなぎ：ほんまに取っといた方がいいと思います。学生じゃなくなった途端に行く時間もないしどんどん人権がなくなっていきますね。
Vo. しゅんしー。：うちのバンドでこいつ(やなぎ)だけ免許を持ってないんですよ。
ーかなり遠征行かれてますもんね。
Vo. しゅんしー。：結構行ってますね。一か月の間で遠征の方が多いような気がします。
Dr. やなぎ：だからほんとに免許は取っといたほうが良い。
バンドに関連して
ーバンド名の由来
Vo. しゅんしー。：僕が昔から花が好きで、その中でも特にデイジー(ヒナギク)が好きなので「デイジー」を入れたいなっていうのと、造語の唯一無二のバンド名を作りたかったのでそれをみんなに伝えて考えて。みんなで集まって単語とか言っていったら「call」が出てきて、最終的に「Daisycall」になりました。
ー皆さんはどこで出会ったんですか？
Vo. しゅんしー。：僕とドラムのやなぎとベースのふくろうは前に違うバンドをやってたんですよね。そこで、新しくバンドを組もうってなって。ギターは最初サポートでやってたんですよ。で、あとからSNSでアカサカから「一緒にやりたい」と応募が来て今の体制になりました。
ーDaisycallを一言で表すと？
Vo. しゅんしー。：「みんなで歌えるバンド」。合唱とかシンガロングみたいなのが僕らはやっぱ代名詞かなと思ってるんで、けっこうそれはでかいかな。
ーバンドの推し曲は？
Dr. やなぎ：僕がライブで演奏とかしててすごい好きなのは、『オーバーブルー』です。ドラマーってやっぱり叩き続けることが多いんですけど、この曲は最初がギターとボーカルだけのパートなのでその間僕自由だし何したろうかなっていうのはあります。曲もシンプルめっちゃ好きでドラムも大好きなんですけどもう特に最初何してやろうかなっていう精神でいますね。
Vo. しゅんしー。：僕は２曲で迷ってて。Daisycallっぽいっていうか、ライブやっててめっちゃ楽しいなと思うのは『ありのまま』です。お客さんが前奏が始まった瞬間にガッと前に来るのはうれしいなって思いますね。『アフタースクール』に続くくらいお客さんの声がめっちゃ聞こえるんでライブしてて気持ちいいなっていうのは感じますね。
Dr. やなぎ：確かにすごい聴こえるな。
Vo. しゅんしー。：あと迷ってたもう１つは、『さよならレイディ』ですね。Daisycallは結構激しい曲のイメージが強いと思うんですけど、個人的にはバラードがDaisycallの良さやったりもするかなと思っていて、この曲は自信を持って作った曲なのでそこはおすすめポイントかなと。
ーDaisycallの音楽は熱が溢れていて励まされる部分も多いのですが、そんなバンドが作る音楽の根底にある「軸」はありますか？
Vo. しゅんしー。：僕が主に曲を作ってるんですけど、僕自身が音楽をただのBGMというよりは「それがあるから、何か毎日頑張りたい」って感じる部分があるんですよね。ライブ行ったり音楽を聞いたりすることで、嫌だったことを忘れられるいうか、ポジティブに捉えられたり救われたり。なので、悔しかったりとか寂しかったりとか、出会い別れであったりとか、自分の感情がグッて動いた瞬間に曲を書こうってなることが多いです。そういう人の感情が動くっていうのはちゃんと根底に置いておきたいなと思ってます。ただの聞いて終わるBGMにはなりたくなくて、みんながグッと集中して感情が揺さぶられるようなものを全曲作りたいなとは思っています。
ー皆さんにとってライブハウスとはどんな存在ですか？
Dr. やなぎ：結構ライブ以外でも休みの日とかも行くことが多くて。「第二の家」みたいな感じに僕は思ってますね。入るとちょっとした安心感があって友達がいて、お世話になってるライブハウスの店長さん、スタッフの方がいてっていう。だから僕は結構休みの日もライブ見に行ったりしてお酒飲んで、なんだかんだライブハウスに毎日のように行くことが多いかな。
Vo. しゅんしー。：僕も「居場所」って感じはすごくしていて、ステージに立つ側とお客さん側でちょっとだけ違ったりもするかなと思うんですけど。ステージに立つときは、シンプルに自分の芯の一番奥の部分が現れるのがライブのステージだなあとは思ってます。僕は結構気い遣いやったり、気い小っちゃかったり普段そんなに感情100%出すのが上手いタイプではないので、あんまり感情爆発させられる場所がライブ以外に無いんですよね。だから、自分でもあんまり普段気づかない本音の部分が急に出てきたりするのがライブだったりしますね。お客さん側で行くときはすごい楽しい場所なんで、もう単純に全部忘れてフラットにすごいニコニコしたり泣いたり。対バンイベントとかで観てるときは割とほぼお客さん目線で見てるんでただただ空っぽにして楽しんでる、自分が楽しめる居場所だなって感じですかね。
ーDaisycallといえば、お客さんの感情も乗せながら全力で音楽を届ける姿が印象的です。そんな皆さんがライブ中に意識していることはありますか？
Dr. やなぎ：僕はドラムで後ろからメンバーみんなを見てる感じなんですけど、遠くてもお客さんに目線を送るようにはしてます。見れるところはお客さんと目を合わせたりとか、あとはメンバーとのアイコンタクトとかを僕は結構大事にしてライブ中は演奏してるかなと思いますね。
ーやっぱり演奏中にメンバーと目が合ったら安心しますか？
Dr. やなぎ：やっぱりそうですね。大体このポイントで合うよね。とかはありますね。それがあると結構「メンバーとライブしてるなあ」って感じます。
Vo. しゅんしー。：バンド自体、結構対お客さんでやってるメンバーなんでそこが僕は一番うれしいなって思うところなんですけど、僕は一番前の真ん中にいるんでよりお客さんの細かい表情ひとつ結構見えるんですよね。今多分喜んでるんだなとか、ちょっと寂しがってるんだなとか、初めてでどんなバンドなんだろうって伺ってるなとか。結構いろんな感情がはっきり見えたりするんですよ。そういう感情の１つとか、熱の１つみたいなものをちゃんと逃さないようにしてます。例えば、「今前にしか届いてなさそうやな。」と思ったらちょっと後ろの方見て後ろにも届けてみたりとか、全体の熱感はすごい確かめながらやってますね。
ー今後のバンドとしての目標をお伺いしたいです。
Dr. やなぎ：フェスはやっぱりどんどん野外フェスにいっぱい出て行きたいなーっていうのは目標で一応ありますね。あとはやっぱり初めてライブ見に行った大阪城ホールとか、やってみたいですね。
読者にメッセージ
ーライブハウスで夢を追う皆さんから、夢に向かって頑張っている方々へメッセージをお願いします！
Dr. やなぎ：僕は結構「やりたいな」って思ってたことも全部あまりできず、なあなあで生きてきたんですよね。でも、学生のうちはやっぱり何でも自分からやりたいと思ったらやってみたらいいんじゃないかなと思います。それが将来につながったりとか、もし将来に繋がらなくても絶対どこかで生きてくると思うので！
Vo. しゅんしー。：僕は音楽を始めるのが人より遅かったタイプなので特に思うんですけど、僕が音楽始める時とか自分の人生においてちょうど分岐点に立った時に、「自分が死ぬ時に最後に後悔しない方を絶対に選ぼう」って決めてます。それは道のりがしんどいとか、お金がかかるとか時間かかるとか、そういう今の要素は一旦全部排除して、死ぬときに後悔するかしないかっていうので、選びたいなって思ってます。小学校から音楽したいって思ってたんですけど、ずっと他のことを言い訳にしてやってなくて。決断した今こんなに楽しくて絶対もっと早くからやってたら良かったなと思うこともあるんで、多分今大学生でちょうど就活になったり、色んな分岐点があると思うんですけど、その分岐点で自分が本当に後悔しない方を選んでほしいなと思いますね。
ーこの記事を読んでいる読者の方々・ファンの皆さんにメッセージをお願いします。
Dr. やなぎ：いつもライブに来てくださったりとか、音楽を聴いてくださってる方々はもう本当にすごく嬉しく思ってます。そういう人たちがいないと僕たちもライブで全国に行ったりとかはできないし、これからも僕らも色んな曲出したり、ライブパフォーマンスも向上させていけるように頑張るんでこれからも応援してみていただけたら嬉しいなと思っています。
Vo. しゅんしー。：お客さんがいなかったら僕たちは活動できないですし、ずっとお客さんがいない状況から少しずつ見てくれる人が増えて今に至ってるので、僕は４人でDaisycallっていうよりかは、もう見に来てくれる人も自分がDaisycallの一員になった感じで見てほしいっていうのがあります。みなさんがいてくれて僕らも楽しめるし、お互いに救われるし、確実に一緒作ってるものなんで、演者とお客さんっていう隔たりを作らず一つのチームを作りたいです。同じDaisycallを好きな人間の輪をただただ広げていきたいだけっていうのが僕らの考え方で、みんなでDaisycallを作ってるって感覚で居てくれたらすごく嬉しいなあと思いますね。「自分もDaisycallだ！」って。
ー最後に伝えたいことはありますか？
Vo. しゅんしー。：南無阿部をとりあえずみじん切りにして、細かくして、甘く煮て食べる。笑
プロフィール
京都青春パンクバンド『Daisycall』
圧倒的な熱量の中に隠されたどこか儚さもある歌詞と気持ちのいいメロディーをかき鳴らす青春パンクバンド。誰一人として置いていくことのない、一人一人と向き合ってくれるライブは一度見たら夢中になること間違いなし！
誰一人として置き去りにしない、そんなDaisycallの一員になるチャンスを見逃すな！
イベント概要
| 名称 | Next Age Music -Vol.2- |
|---|---|
| 日時 | 2024年9月29日(日) 開場 18:00 開演 18:30 |
| 会場 | 下北沢 DaisyBar |
| 主催 | Next Age Music Award (AGESTOCK実行委員会) |
| ゲスト | Daisycall ／ 南無阿部陀仏 |
| チケット | https://w.pia.jp/t/nextagemusic2/ |
Daisycallの自主企画はこちら
9/10 スクールビート爆音祭『高架下共闘戦線』DAY1
場所：大阪2ndLINE
出演：EVE OF THE LAIN / MOCKEN / atelier room
9/11 スクールビート爆音祭『高架下共闘戦線』DAY2
出演：ORCALAND / kurage / ニアフレンズ
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