今回は、一昨年の「Next Age Music -vol.2-」に出演いただいたDaisycallにインタビューを行いました!
「Next Age Music -vol.2-」出演から1年、さらなる進化を遂げるDaisycallの“今”と“未来”を、Vo.しゅんしー。とGt.アカサカに語っていただきます!
スペシャルインタビュー
ー2024年の「Next Age Music-vol.2-」に出演されてから1年半が経ちましたが、このステージを経てバンドとして感じた変化や、新たに見えてきた景色はありますか?
しゅんしー。:リピーターのお客さんが増えたり、イベントにいた学生さんと仕事で繋がったりと、出演後も関係が続いています。学生イベントは、音楽業界に興味がある人が多く参加しているため、 「出て終わり」ではなく、未来につながっていくものだと強く感じました。イベントでの出会いから、その後のツアーを楽しみにしてくれている人もいるなど、イベントで出会ってまた繋がっているというのをすごく感じます。

左からアカサカ、しゅんしー。
ー現在の音楽シーンにおいて、 「青春」というテーマはどのような存在になっていると感じますか?
しゅんしー。 :かつて「青春」といえば学生時代を思い浮かべる人が多かったと思います。でも今は、僕らを含め「青春を歌うバンド」が増えてきており、その年齢の幅がどんどん広がっている気がします。いわゆる青春バンド全盛期の時代は廃れていってしまったが、今また“大人になってからの青春”を歌うバンドが増えてきている。それって、本来の青春パンクの姿が再び息を吹き返しているように感じるんです。学生だけという狭い意味ではなく、広義の意味で「青春」が謳われてきていると感じます。

左からしゅんしー。(Vo.)、やなぎ(Dr.)、アカサカ(Gt.)、フクロウ(Ba.)
ーDaisycallさんの楽曲には、前を向く強さと共に「儚さ」も存在していると感じます。この「儚さ」はどのような感情や体験から影響を受けているのでしょうか?
しゅんしー。: 前向きな歌には、その裏側にしんどい経験があるからこそ深みが出ると思っています。僕らが辛い経験から得たものをアウトプットすることで、同じように苦しむ人が少しでも前向きになってくれたら嬉しいです。
ー自身の経験からさらに深みが出た楽曲はありますか?
しゅんしー。 :楽曲で言うと「愛すべき」という曲があります。これまではしんどかったことをあまり具体的な歌詞に表現してこなかったのですが、この曲は赤裸々に書こうと思って書きました。先輩や同期、友達に言われた傷ついた言葉などを歌詞にしています。「才能がない」 「偽物だ」と言われたことなどです。
それを否定できる自信がないまま活動し、どう消化しようかと思っていましたが、やっと自分の中で消化できた曲だと感じています。この曲に辛い経験を赤裸々に出している部分はあります。
ー音楽を始めたきっかけと、ここまで続けられた背景を教えてください。
アカサカ:中学校のサッカー部の友達に「バンドやろう」と誘われたことがきっかけです。当時は何も楽器をやっていませんでした。バンドやるってなった時にやるなら「やっぱ、ギターか〜」と思い、中学2年生の誕生日に親にギターを買ってもらいました。
その後高校で軽音部に入り、その友達とオリジナル曲を作ったり、ライブハウスに出たりと遊びの延長で続けていました。その後、大学時代にDaisycallのギター募集の流れを知り、「soda」という曲を知っていたことから調べて、他の曲も好きになって加入しました。
しゅんしー。:実家が宇治なので、京都大作戦がある場所であり、もともとロックに触れる機会が多かったです。高校の頃からバンドにはまってリスナーとしてライブハウスやフェスにも行っていました。ただ、他にしたいことがあり、それがうまくいかなかった時に、ふらっとKYOTO MUSEに行った時に見たライブに影響を受け、 「自分も音楽をやってみたい」と強く思い、22歳の頃に本格的に始めました。
ー学生時代に、今の自分に影響を与えた憧れのアーティストやバンドはいますか?
アカサカ:「高校時代なんですけど、一番聴いてたのが「KEYTALK」っていうバンドです。そのバンドのギターで小野武正っていう人がいるんですけど、その人めちゃくちゃ顔で弾くんですよ。ずっと聞いてるからかわかんないですけど、やっぱ僕はライブ中顔で弾いちゃうんですよ(笑)。
めちゃくちゃ影響を受けてますね。
しゅんしー。 :この間、ライブ見てもらったよね?
アカサカ:そうなんですよ。いろいろ見てくださってて…。
しゅんしー。: 僕は音楽的なルーツで言うと、小学生の時にドラマで流れていたブルーハーツの「夢」を見て、バンドというものを知ったのが最初のきっかけです。
当時はパンクが好きというよりは、衝撃だったという感じでした。そこから、Mステとか過去の映像を見る時に印象に残った感じでした。
今思うと、 『青春パンク』と広く言われるものがもともと好きだったんだなと思います。自分で曲を作ってみようとなった時に、ルーツが影響してきて、こういう歌を歌いたいというのが、青春パンク的な要素とリンクしていったのだと思います。
ー活動拠点である「京都」は、バンド活動や音楽性にどのような影響を与えていますか?
しゅんしー。 :京都は、僕らが小さい頃からバンド文化が強い土地です。僕らの世代やその上の世代は、10-FEETやROTTENGRAFFTYに憧れてバンドを始めた人が多いと思っています。
彼らが自分たちで道を切り開き、フェスまで作り上げているなど自主企画で何十万人と人が集まっている姿を見て、自分たちで何かをしようということに、ポジティブなイメージを持つバンドが多いと思います。
ーファンに曲を届ける上で、ライブや音源で「絶対に譲れない」部分はありますか?
しゅんしー。 :歌のキャッチーさ、1回聴いて覚えられるメロディーは強く意識しています。難しいことを言うより、シンプルな言葉、簡単なコードで伝えたいというのがモットーです。
アカサカ:ギターソロは「歌えるギターソロ」にしたいというのがあります。曲のサビのメロディーを上手く使ってギターのニュアンスにして弾いたり、音源ではサビのメロディーを邪魔しないようにリードギターを入れたり、曲をブラッシュアップさせるアレンジを意識しています。

フクロウ(Ba.)
ーツーマンツアーを回られていましたが、そこで感じた変化や気づきがあれば教えてください。
しゅんしー。 :お客さんに言われてハッとしたことがあるんですけど、Daisycallの音楽って「最前列でも最後列でも同じ熱量で届くことです」ってツアー中に言ってもらえて、嬉しかった同時に改めて納得したのがありましたね。そのあとからライブのMCでいうようにしています。
「一番後ろの壁にいる人も、小箱の時と同じ感覚で見れるようなバンド」でいたい、 「遠く感じない存在でありたい」と思っています。
アカサカ:このツアーを通じて、お客さんの一体感をすごく感じました。自分たちが求めているライブ像とお客さんが求めているライブ像が、めちゃくちゃ一致してきたと感じました。ライブがただただ楽しかったです!

やなぎ(Dr.)
ー11月のワンマンファイナルに向けて意識していたことはありますか?
しゅんしー。 :ツーマンシリーズの熱量感を忘れずにワンマンに挑みたいなと思います。ワンマンは僕らが好きで来てくれる人がほとんどだと思うので、なんでもしていいと思われがちですが、僕らはそれに甘えずに、勝負の日にできるようなライブをしていきたいなと思います。
ー見どころはどこでしたか?
しゅんしー。:1時間以上の尺があるので、ただ曲をするだけでなく、曲間の繋ぎやドラムのソロなど、ライブならではの細部を楽しんでもらえたらなと思います。
アカサカ:エフェクターボードが大きくなりました!ワンマンに向けてサウンド周りのシステムをめちゃくちゃ変えているんですよ!音もライブもファイナルに向けて仕上げました!
ーこれから目指してみたいこと、挑戦してみたいことはありますか?
しゅんしー。:ワンマンやツーマンがもっと映えるような、 「長い尺で見たいバンド」になりたいです。ワンマンのキャパシティもどんどん上げていきたいです。
アカサカ:僕もワンマンのキャパはでかくしていきたいですね…。それといろんなフェスに出たいですね。特に野外ですかね。
しゅんしー。: 野外でたいね。まじで。
ー出てみたいフェスはありますか?
しゅんしー。: 絶対に出たいのは京都大作戦!ではありますけど、初めて行ったフェスである「モンスターバッシュ」は10代から行ってるので出てみたいなとは思いますし…。出てみたいフェスは多いですね。他だと、僕らが名古屋でお世話になっている人たちが作っている無料フェス「FREEDOM NAGOYA」なども目標にしていますね。
ー最後に、読者の方々や、ファンの皆さんにメッセージをお願いいたします。
しゅんしー。 :僕自身、学生時代の経験が今の活動につながっているので、学生時代の経験は今後の人生の分岐点になると思ってます。音楽も何かのきっかけになることが多いと思います。
音楽を聴く側だとしても夢に踏み出すきっかけになったり、音楽業界に踏み出すきっかけになったりと。学生時代の人生の分岐点のきっかけが”音楽”であったら、僕は嬉しいです。このフリーペーパーを読んで、音楽を聞いてくれる人が増えたり、バンドが増えたりと、音楽に触れる機会がもっと増えてくれたら嬉しいです。
アカサカ:好きなことはとことん突き詰めてやってほしいです。やらずに後悔するより、やって後悔をして欲しいです。やりたいことには“全集中”して、本気でやってほしいです。
それで得られるものが絶対にあると思うんです。それが音楽だったら僕は嬉しいなと思いますね。
Daisycall
2019年に結成した、京都を拠点に活動する4人組青春パンクバンド。Vo.しゅんしー、Gt.アカサカ、Dr.やなぎ、Ba.フクロウの4名で構成。
圧倒的な熱量の中に隠されたどこか儚さもある歌詞と気持ちがいいメロディーをかき鳴らす。
2026年3月17日、4月21日、5月11日に大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINEにてDaisyCall企画対バンライブ『高架下三番勝負』を開催予定。3月17日は「VOI SQUARE CAT」「南無阿弥陀仏」、4月21日には「THE JAPANESE PRIDE」「LEODRAT」の出演が決定している。
2026年7月10日には大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINEにてワンマンライブ『高架下単独興業』開催予定。



