高田馬場駅から10分ほど歩くとひょっこり現れる“WhistleCAFE”。早稲田生のコミュニティにもなっているとか。
今回は、そんなカフェの店主の吉田和生さんにお話を伺ってきました!この記事を読めば、誰しもがWhistleCAFEに魅了されるかもしれません!
インタビュー
WhistleCAFE 開業の経緯
ーどのような経緯でカフェを開業されたのですか?
高校生の時に道徳の授業で将来何をしたいかをテーマに考える機会があって。そこで浮かんできたのが衣食住だったんです。だから、僕は僕の人生で衣食住に関する仕事を全部やろうとなぜかそこで決めました。
そのスタートとして文化服装学院で学びアパレルの世界に入ったあと、不動産に転職して11年間店長を勤めあげて。40歳になった時に体力面的にも今から始めないとやっていけないかもしれないと考えて、カフェを開業しました!
ーWhistleCAFEのという名前の由来を教えてください
開業した当時はサッカーにハマっていたので、ホイッスルを吹くっていう瞬間をよく見かけることがあって。そこから笛を吹いたらみんなが集まってくるホイッスルというワードを使いたいと思いました。あとは、ワッフルを看板メニューとして出そうと決めていたことと、早稲田大学の近くでもあることを掛け合わせて〝W〟から始まる名前にしたいなと考えていたんですよね。この2つの理由から〝WhistleCAFE〟にしました。
ーなぜ高田馬場という土地を選ばれたのですか?
ベタではあるんですけど、私自身が高田馬場生まれなんですよ。元々は芸大とかの学生街で芸術に特化したお店をやろうとしてたんです。でも、時間もなければコネもない状況じゃ何もできない。それで試行錯誤した結果、地縁がある高田馬場でやるのが一番いいなと。
女性の友達が多く地元に残っているので、オープンしたての時は友達が旦那さんと一緒に来店してくれることもよくあったんです。その時は地元の縁に支えられたなと強く感じました。
学生とのつながりについて
ーサークルとコラボメニューを出すようになったきっかけを教えてください
早稲田大学のチアダンスサークルMYNX(ミンクス)様とコラボしたのが最初でした。そこの4期の人たちと仲が良くて、単独公演前に「コラボメニューを出してくれませんか」と打診されたんですよ。
コラボメニューをやったことがなかったので何のことかさっぱり分かってなかったんですけど、打ち合わせを重ねて、MYNX丼というメニューが生まれました。これを皮切りに早稲田大学のパフォーマンスサークルから多くの打診が来るようになって今に至ります。
ー学生と関わる機会も多いと思いますが、ご自身の学生生活と重ねられる瞬間はありますか?
基本的に皆さん充実されてるなっていう印象です。僕らの時代は、個人の携帯電話を持つのが学生生活がぎりぎり終わる頃だったので、ほんとに今の子たちはただただ羨ましい限りです。ただ、携帯がない分僕らの時代は誘いも何も全部直球でした。クラブに行ったら誰かしら知り合いがいることも多かったですね。今の学生は簡単に連絡が取れるからこそ、一回一回の約束が自分たちの頃より軽くなっているなとも思うので、逆に昔の方がよかったのかなと思うこともあります。
後は、弾けている学生というよりはまじめな学生も多いなと思う瞬間もあります。一昔前よりも学生時代から挑戦できる事が増えたから、それぞれの学生生活の多様性が出てきているのかなと思います。
ー地域密着型で学生とのかかわりも多いかと思いますが、何かエピソードなどはありますか?
そうですね、地域密着型というより早稲田大学密着型というか。今は2月なのでゆったりしていますけど、4月になると早稲田女子だらけになるんですよ。
大学の入学式の前日に初めてお姉ちゃんに連れてこられて、今度はサークルの新歓でうちに来て、その後何度もうちとコラボメニューを出しているようなサークルに入る子も多いですね。そして、そのサークルの幹部になってさらに仲良くなってから、サークルを引退した後も就活の勉強のために来てくれたり。
就活が終わった後も、追いコンとかできてくれたりするんですよ。そういう子たちが卒業間際になると挨拶に来てくれることが多いです!「私の4年間を返してください(笑)」と言われたこともありました(笑)実は最近結婚式の乾杯を頼まれることもあって、長く学生と縁が続いているのもこのお店ならではだなと感じます。
ーお客様の層の中心が学生だと思うのですが、何か意識されている事はありますか?
サイゼリヤよりも高くて、渋谷代官山よりも安いっていうところを追及していますね。戸山キャンパスの前にあるサイゼリヤっていつも混んでるし、安くておいしいという面では勝てない。だからこそ、価格帯もニッチな層を狙ってゆっくりできるっていうところを最初は考えてましたね。
お店について
ーお店の内装もおしゃれですが何かこだわっている点はありますか?
インテリアに関しては、はじめは男の趣味の部屋というか、自分の家のリビングみたいなイメージで始めました。でも、来てくれる女子大生からは不思議なことに結構かわいいって言ってもらえることも多いですね。最近は、結構ラフになってきつつあるんですけどシーズンごとに内装を変えていったりもしてます。あとは、趣味のサウナのものだったり、うちと縁があるサークルの写真とか記念品とかを飾ったりしてますね。まあ、全体的に可愛ければいいかなと今は思ってます。
ー音楽も好きとのですが、店内のBGMもこだわっているのですか?
一番初めはこだわって季節ごとにプレイリストを作ったりしていたんですけど、最近は音楽へ特に力を入れたりとかはあまりないですね。好きな音楽が流れてたら仕事にならなくなっちゃうんで(笑)今はお店に合うようないい感じの音楽をかけるようにしていますね。
ーおすすめのメニューはありますか?
今は、ワセメシカーニバルという早稲田周辺の飲食店5店舗でコラボメニューという面白いものがありますね。あとは冬季限定のフレンチトーストもあります。
他には常にパスタとご飯ものの両方があるんですよ。色んなものを食べたい人がいるから、専門店とは違って色んなものを置くようにしています。位置づけとしては和食のないファミレスに近いかもしれません。ただ、価格帯から考えるとワッフルは結構良心的だと思います。何か一つというよりかは、全部が目玉とも言えますね。逆に、圧倒的な目玉を作らないということがこだわりかもしれないですね。
後は、コラボメニューもお店に来てくれる導線になったりするので、とてもありがたいです。これからも長い目でサークルの皆さんと関わっていきたいなと考えてます。
隠れ人気メニューとしては、留学生の子が「ここのタコライスが一番おいしい」と言ってくれたこともあって、そこから自信をもって提供しています(笑)
ーお店をやっていてやりがいを感じる瞬間はありますか?
お客さんとの距離感が近いということに幸せを感じますね。自分の子供とお客さんとの年齢が近いので変に構えず関わることができて、相談されることもよくあります。恋愛相談とかもあったりしますね。ここだけの話お客さんの恋愛模様を覗くこともできちゃったり。そういう意味だとこのお店は人の人生をのぞける場所でもあります。
後は、ゼミの教授が学生に送るありがたい言葉も聞けちゃったりするんですよ。ずるいなとも思いつつ、ついつい聞いちゃいますね。
ー今後の展望はありますか?
現状維持ですね。コロナ前は6大学の周辺に1店舗ずつ作ろうとして、カフェ版の早慶戦とかしようとしてました。でも、今はそこまで強い欲がないですね。この日常を保つにも大変で週休1日の生活を10年間続けています。今まで、チェーン店と共同で経営することを打診されたこともあるんですけど、ここの良さが消えてしまうと思って、このお店の良さをどう維持するかの判断は大切だなと改めて感じました。これからこの場所でお客さんと関わっていけたらと思います。
インタビューを終えて
学生にコミットして、みんなの集まる場を作り続けている吉田さんのお話はいかがでしたか。今回の記事を通して、お店に行きたいとなった人も多いのではないでしょうか!
早稲田にこの春から入学される方も、在学生の方も、他大学に通われている人も是非足を運んでみてください!
店舗情報
WhistleCAFE
ADDRESS:〒169-0051東京都新宿区西早稲田2-10-18 パティオ西早稲田1F
TEL:03-6205-6482
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