”目の前の人の想いを変える”
まっすぐな瞳で語る彼は、学生団体SWITCHの代表・豊田旬汰朗さん。
9月頭に団体最大のイベントを控える彼に、インタビューしてきました。
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はじめに
学生団体SWITCHとは、【1人でも多くの人に“切り替わるきっかけ”を届け、社会を活気づける波を起こす】というビジョンで活動している社会貢献団体。
今年10年目で団員数は約90人。
『Charity Sports Festival 2018』(通称:チャリフェス)を開催し、カンボジアの恵まれない子どもへの支援を行っています。
今の学生団体SWITCHとは?
豊田:今まで掲げているだけになっていた“ミッション”を10代目で変えていくというのを目標として活動していて、コンポンチュナン州で奨学金制度を使って支援を行っています。
僕たちは国際支援団体ではなく、社会貢献団体なので、国際支援だけでなく子供の貧困と向き合って子ども食堂でイベントを企画したりしています。
社会課題に取り組み、みんなでプレゼンをして活動をきめています。
国際支援団体と違うところは、社会を活気づけたいという気持ちですね。
―1年間でどんな活動を行われているんですか?
豊田:3月には他団体運動会を開いて、違うことを頑張っている仲間のお互いの志を高め合ったり、団内ではボランティアレクなどをし、食材廃棄について考えたりしました。
今年は6月に高校生向けにイベントを打ったんですよ。
自分の子どもがイベントを経て、『すごく真剣に物事に取り組んでいるんです。』のような話を聞いたりと、親御さんからの反応もとても嬉しかったですね。
あと1番は9月に行う、チャリフェスですね。学生1000人を集めて行う運動会ですね。
チャリフェスとは?
豊田:学生1000人で行う”切り替わるきっかけを届ける”というミッションを体現するイベントですね。
10代目らしく、イベント誘うときに“想い”を乗せたくて。そうではない誘い方がとてもいやなんですよね。
僕たちの団体は、3月にカンボジアに行くんですよ。だから1年生にとっては、SWITCHの想いに共感してもらえるかがポイントなんです。
その共感がなければ、開催する意味は無いと思っています。
ー今年の開催目的は?
10代目の開催目的は、
1、参加者に人生におけるターニングポイントを届ける
2、社会課題を伝播させるきっかけを生み出す
3、カンボジアの子供たちにより質の高い支援ができるほどの収益金を得る
この3つですね。
チャリフェスにかける想い
―カンボジアって旬汰朗さんにとってどんなものですか?
今は家族です。
―学生団体SWITCHに入ろうと思った経緯は?
豊田:サッカーをずっとやっていて、好奇心はたくさんあったんですね、昔から。
大学入ってからはいろんなことしたいと思うようになって。
初めに体育会に所属したんです。所属した体育会は、追い求めていた体育会ではなかったんですよね。みんながアツいものではなくて。
その後学生団体SWITCHへ。
―そこからどうやって、代表に?
豊田:僕って、上辺だけの関係がとても嫌いで、団員とも対立することが多々ありました。
総会で褒められ、認められた気がしたんですよね。でもそのあと、思いが熱すぎてSWITCH辞めろって言われたこともあるんですよ。
その時に、世の中の答えって一つじゃないんだ。って気づいて。
社会の組織を良くしていく中では、相手を理解していくことが大切なんだなって。
自問自答そして他者理解。
当たり前のことがそうじゃない。そんなことに楽しみを覚えて、代表になることを決めました。
今年のチャリフェスは例年とココがちがう!
豊田:開催目的が違いますね。今までは何人集めるかを重視しすぎていたんですよ。先ほども述べたように、人数だけを気にするのではなく、このイベントに参加してくれた人の思いが少しでも変わってくれれば、良いなと思っています。どうやったら一人でも多くの参加者に社会課題を持ち帰ってもらえるか、どうやったらカンボジアの現状を知ってもらえるか、そして切り替わるきっかけを届けるにはどうしたらいいのか。そこをとても意識しています。沢山の人の思いを変えるのもそうですが、目の前にいる一人の気持ちを変えられれば、それはとても素敵なことだなと思います。そのために、一つ一つのクオリティは上げています。その自信はあるかな。
『Charity Sports Festival 2019』詳細
●日程:9月3日(火)
●場所:駒澤屋内球技場
●参加費:2000円
参加希望者は、こちらをクリック!
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初の学生団体取材記事。
それが学生団体SWITCHでとても良かったと思う。
同じ学生団体として、このような気持ちがきけたのはとてもいい刺激になりました。
目指す目的は違くても、それにかける思いや熱意は変わらない。
そう強く感じられる、インタビューでした。
これからも学生団体SWITCHの活躍を楽しみにしています!
お忙しい中、ありがとうございました!