本年度も開催されたAGESTOCK実行委員会が首都圏の大学をJACKするイベント「学祭JACK」。
そんなイベントを2021年から4年連続MCとして支え続けた鈴木あきらさんに、WEB MAGAZINE AGESTOCKが独占インタビューをしてきました。
鈴木あきら インタビュー
ー4年間MCをされた中で印象に残っているエピソードはございますか。
48系列の方たちは毎回とても楽です。皆さんもちろん可愛らしくてかっこよくて素晴らしいんですけど、やっぱりパフォーマンス力がちゃんとトレーニングされてるなって思います。
トーク力もだし、自分が今どう立ち振る舞えばいいのか、どの角度でどの言葉をチョイスして喋ればいいのかっていうのを若いのに心得てらっしゃるなっていう印象がありますね。
ー鈴木さん自身のトーク力はどこで磨かれたと思いますか。
長いからです。もう20年ぐらい喋ってます。ずっとマイクを握って生活をしていますね。
私は局アナでもないので試験を受けていないですし、トレーニングのスクールにも通ってないんですね。なので、滑舌もプロの人から見ればものすごく悪いと思うし、イントネーションも田舎者なのでよく間違えてると思うんですよ。
じゃあ私の魅力は何かなと考えてみると、やっぱり頭の回転の速さかなと。そういう滑舌のトレーニングとかはしていないのでぐちゃぐちゃだとは思うんですけど、その場所に来たお客さんを絶対に楽しませるぞっていう自分の立場を気にはかけています。
ー今の仕事に就こうと思ったきっかけはありましたか。
実は子役出身なんです。10歳ぐらいから芸能界にいて、それぞれのステージで色々テレビとか司会者とかやってたんですけど、22歳くらいの時に「あれ、可愛い子いっぱいいるな、これは勝てねえ。」と、お美しい方たちにお会いする中で私無理だって思って。
じゃあ何ができるのかなと考えた時に、喋ってみんなを楽しませること、ちやほやされる側じゃなくてインタビュアーの方が自分の力が発揮できるかもって思って、22歳ぐらいの時にインタビュー側に転身しました。映画初日の舞台挨拶とかを多分年間200本とかして、それから今20年ぐらい経ちます。
ーAGESTOCKとは2021年から関わっていただいていますが、そのきっかけは何でしたか。
ー私たちは学生だけでイベントの運営/進行をしていますが、いろんな現場経験をされてきて違う雰囲気を感じる部分はありますか。
ファン代表になろうっていつもどの現場も心がけています。あんまり芸能界に詳しくないので、この人がゲストだよって聞いたらwikipediaで必死に調べるんですよ。現地にはお客さんは本物のファンが来るわけで、私はエセだけれども一応真横に立つ人間として、みんなの声を代表して聞くよっていうことは心がけていますね。なので学生さんだからどうっていうよりも、1つのイベントとして向き合ってます。そして、かっこいいとみんなが思っただろうなと思ったら、私もかっこいいって言うし、なんか素直な反応も心がけています。
あと、いいか悪いか、私は結構タメ口なんですね。年上の方とか、キャリアのすごい長い方とか。もしくは事務所が超でかくて、芸能界ではすごくビックなプロダクションとかに所属されてる方とかでも。多分局アナだったら会社員だから怖くてタメ口だったりとか、 あんまり汚い言い回しとかができないと思うんですけど、私はフリーランスなので思ったことを直接ぶつけています。「なんで?」みたいなコメントとか。それが多分みんな楽しいんじゃないのかなって勝手に思ってます。
ー鈴木さんがMCをされたからこそ引き出せたゲストさんの顔とかもあると思います。ゆうちゃみさんの時とかは結構関西弁に生きてるなと感じる部分もありました。
あー、関西の方のお相手をすると私が関西出身なのでつられちゃいますね。引き出せたのかな?
でも、関西の人は多分みんなあの誰かの懐にグッと入るのが上手なんですよね。ちっちゃい頃から英才教育を受けているので。(笑)
距離感を詰めるけど、どこまでは詰めちゃいけない、ここまではオッケー。みたいなのが多分関西人みんな上手なんですね。だからそこは関西人の魅力ですよね。
ーでは最後に、様々な経験されてきた鈴木さんから学生読者に向けてメッセージをお願いします。
自由気ままに生きてたら20年も経っていたのでそんなに大層なことは言えないですけど。(笑)学生生活より社会に出てからの方が年数が長いので、学生は学生をとにかく楽しみなさいというのは伝えたいです。
うちの子にもよく言うのは、もう勉強とかはどうでもいいかな。私は全然勉強できなかったんですけど、勉強よりももっと大事なことがあるし社会に出てからはどうしたって働かなくちゃいけないから、もうとにかく学生のうちは遊び尽くせと。それで、いいことも悪いこともいっぱい経験してほしいです。
あとはもう、とにかく楽しまないと。同じ24時間、同じ一生なので、よく笑う。うん、よく笑う。2回言ったけど、よく笑ってるかな、私は。学生の皆さんにはたくさん楽しんでほしいです。
最後に
子役から活躍する中で自分の力を存分に発揮できる道を自ら切り開いた鈴木あきらさん。
本年度は「AGESTOCK2024 in 早稲田祭」でのばんばんざいさん、山下幸輝さん、渋谷凪咲さん、ゆうちゃみさんの4公演に加え、「AGESTOCK2024 in 明大祭」でのエラ・フレイヤさん、「AGESTOCK2024 in 徽音祭」での世界さんと計6本のトークショーを担当していただきました。
鈴木あきらさんのMCから引き出される、上記の魅力いっぱいのトークショーの様子はWEB MAGAZINE AGESTOCKのイベントレポートからご覧いただけます!ぜひみなさん覗いてみてください!