『Arakezuri』ステージレポート【Next Age Music -Vol.1-】

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2023年11月10日（金）Shibuya Milkywayにて今後の音楽シーンを支えていくこと間違いなしの3バンドを招き「Next Age Music -Vol.1-」が開催された。

今回は「Next Age Music -Vol.1-」ステージレポート第３弾。

Next Age Music -Vol.1- のトリとして、この日一番の爆音を轟かせた4人組ロックバンド『Arakezuri』のステージレポートをお届けします！

ステージレポート

会場をArakezuriの世界へ引き込むパフォーマンス

Arakezuriが一音目を鳴らした瞬間、一斉に拳を掲げる会場。「俺たちが滋賀県Arakezuriだ、よろしく！」の声で、観客を開始早々熱狂に包んだ。1曲目から「俺たちと、あんたで創る歌だぜ。」と大人気曲『たいせつ』を披露し、観客の心をぐっと掴む。

何も知らない奴の目に映る あなたの姿まで守らなくていい

様々な苦難と隣り合わせの学生に向け、ただひたすら真っすぐに私たちの心に音楽を届けてくれる彼ら。どんなにくじけたとしてもライブハウスでは彼らが待っている。そんなヒーローのステージがここから始まった。

その勢いのまま、メンバーのコーラスワークが詰め込まれた『最愛の日々を越えて』へ。このバンドがファンの存在をいかに大切にしているか、そしてファンがこのバンドにどれだけ支えられているか、互いに最愛の存在なのだと確かめ合うかのような楽曲だ。

メンバー4人とあなたでArakezuriなのだということを再認識させる。

その勢いは留まることを知らず、イントロやソロパートでベースが光る『レイジー』、完璧な繋ぎで『シャニムニ』へ。

「絶望」なんて聞き飽きて もはや俺たちの燃料源

ライブハウスで泥臭く音楽を続ける彼らの生き様を表した瞬間だった。

Milkywayに響き渡るシンガロング

中盤戦からArakezuriのライブの醍醐味であるシンガロングがふんだんに織り交ぜられたステージへ。

『ウルトラエール』では、「乗り越えたら “Next Age Music -Vol.1-“」とその日ならではのアレンジも織り交ぜながら会場へエールを送った。

あなたが言った「頑張れ」の強さを超えるものなんかないな

そこからさらに『くしゃみ』、『クアトリーセンチュリー』とショートチューンが続き、フロアは柵から身を乗り出して拳を突き上げた。

あなただけのヒーローのステージ

「俺は好きでずっとバンドを続けてきた。あんたも、自分がどうしてもこのバンドを見に来たいなとか、このライブハウスに行ってみたい。そんな風に、あんた自身が好きで好きでどうしようもなくてライブハウスに来てしまうみたいな。そんなことをずっと願っています。その瞬間に俺たちもおれたらなと思うし、俺たちも好きな音楽を好きでい続けるわ。」

「あんたの好きなモノ、誰かに邪魔されんじゃねえぞ、お前の手で守ってやれよな！」と『ソングライター』へ。

本当に僕が救われたのは イヤホンから僕だけに歌うロックバンドだ

「へたくそでもいいよ。あんたの唄を聞かせてくれよ。」と語りかけ、どうしようもない夜すらもぶち破る合言葉『アイラブミー』を披露。自分一人のことは愛してほしい。そんなArakezuriからのメッセージ。決して一人ではないと伝え、支えてくれる。そんな彼らを前に涙するファンの姿もあった。

このままライブは終盤戦へと向かう。「これからもライブハウスで会おうな。あんたたちとおれるこの瞬間をぜったい守っていきたいし俺も強くなりたい。だからこれからもここで会おう。絶対ライブハウスが、あんたが笑顔でいれる場所でありますように！」と演奏されたのは『素顔』。

Arakezuriがいるから、そんな自分の心を預けることが出来る存在がいるからライブハウスという場を自らの居場所のように感じることが出来るのだ。

「大丈夫、この歌がある」

もうあなたがたった独りで泣いてしまわないように 平気な顔を作って無理して強がらなくてもいいんだよ

この歌に何度救われてきたかわからない。どんな壁にぶち当たっても、ライブハウスに来ればこのヒーローが私たちを待ってくれている。この空間だけは周りの目なんか気にせず、取り繕わずに素顔のままでいられる。そんな場所を守ってくれている彼らから私たちへ最後に届けられた曲『ヒーロー』。

「大丈夫、あんたのおかげで今日も音楽やれとるわ。聞いてくれる奴がおらんかったらなんの意味もないからな。だからまた、あんたが俺たちを助けに来てくれる、ヒーローになってくれよ。俺らだってあんたのヒーローになってやる。」

「あんたのヒーローArakezuri」。繰り返すようだが、その言葉の通り何かつらいことがあってもライブハウスに行けばArakezuriが待ってくれている、まさにヒーローのような存在である。今回初ライブハウスの人も多かった中、観客の心を鷲掴みにしたのではないか。

アンコールでは、スーパーハイスピードで『クアトリーセンチュリー』を披露し、熱気に包まれたままNext Age Music -Vol.1-は幕を閉じた。

公演を終えて

公演を通し、終始“大丈夫”、“頑張れ”とエールを送ったArakezuri。彼らが贈る“頑張れ”の強さを超えるものはどこにもないし、Arakezuriがいる限りどこまでも頑張れる気がします。日々を頑張るあなたへ向けて。どこまでも鳴り響け！Arakezuriの力いっぱいのウルトラエール！

メンバーからのコメント

当日の感想

Vo.Gt.白井竣馬：とても暖かい空間で気持ちよかったです。音楽を楽しもうとしてくれている人が多く、その場で歌えたことを勝手ながら誇らしく思いました！

Gt.石坂亮輔：今回、AGESTOCKにとって初めての挑戦にArakezuriを選んでいただき、ありがとうございました！初めてライブを観ていただいたお客さんが沢山いたことが何よりも嬉しく、これからの僕たちの活動にとってもすごく大切な日になりました。

Ba.宇野智紀：いつもライブに来てくれてる人たちのおかげで初めてライブハウスに来てくれた人にもライブハウスの良さを伝えられたと思います！力を貸してくれてありがとうございました！ライブハウスに足を運んでくれてありがとうございました！またライブハウスで会えることを願っております！

Dr.椿佑輔：寒い中でも皆と全力で声出して熱いライブが出来たこと、純粋に僕らの言葉が届いてるんやなって皆のライブ見てくれてる時の表情とかシンガロンの必死熱量がこっちにもすごい伝わって本当に嬉しかったです！

当日のご来場者さんへ向けてメッセージ

はじめてライブハウスに来られた方もそうじゃない方も、Arakezuriのライブを通して少しでも生きていく力になれたらなと願っております。

団体へ向けてメッセージ

音楽がある場所を作り続けている方々のことはとても大切に思います。これからも力合わせてそういう空間を作っていけたら嬉しいです。一緒に成し遂げましょう！

セットリスト

プロフィール

滋賀県！弱虫ヒーローズジャーニー『Arakezuri』

2017年結成。滋賀県を拠点に活動する、4ピースバンド。
from 浜大津B-FLAT / made in 大阪福島LIVE SQUARE 2nd LINE

自らを「弱虫ロックバンド」と称し、誰しもが抱える弱さや焦燥を前のめりに代弁しながら、聴く人の心を揺り動かすヒューマニティー・ロックが真骨頂。

あなたのすべてを肯定し明日へと向かう勇気を与える、出会ったその瞬間からあなたの“ヒーロー”になること間違いなしのArakezuriとシンガロングできるチャンスを見逃すな！

MEMBER ( L → R )

Ba.Cho. 宇野 智紀 Tomoki Uno

Dr.Cho. 椿 佑輔 Yusuke Tsubaki

Vo.Gt. 白井 竣馬 Syumma Shirai

Gt.Cho. 石坂 亮輔 Ryosuke Ishisaka

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イベント概要