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東京のライブハウスを中心にバンド・ソロ活動を行うソングライター4人が、2023年3月に結成した注目の4ピースバンド「moni」。2023年6月8日、結成からわずか３ヶ月にして初リリースした「ラブリー」は、約１か月で累計再生回数１万回再生を記録。同月、下北沢THREEにて開催したワンマンライブは大盛況に幕を閉じた。

結成１年を迎えた「moni」から、Vo.モニ・ハルト、Gt.モニ・アダム、Key.モニ・サラを迎え、前後編に渡るロングインタビューを実施。これまでに「moni」としてのメディア出演はなく、今回が初のインタビューとなる。

前編では、バンド結成秘話を中心に「moni」のはじまりに迫り、さらには学生時代を掘り下げ、3人の人間性を探った。＜前編はこちらから＞

後編では、これからの「moni」に迫る。結成１年の「moni」のバンド観とは。

1年ぶりのライブに向けた意気込みも必見。

(取材・文＝ツムギ、撮影＝アヤネ)

「moni」ロングインタビュー

活動も曲作りも自由に、「moni流」バンドの保ち方

もっとぎゅって。「moni」を自分の人生にいっぱい入れたい気持ちがあります。(サラ)

ー皆さんバンドやソロなどそれぞれの活動がある中で新しくこのバンドを結成しましたよね。活動が増えることで、両立できるだろうかと私だったら不安に感じてしまうと思うんです。そういった不安はありませんでしたか？

アダム：不安はなかったかな。両立するほど「moni」は堅苦しくなってないという感じがするというか(笑)。良い意味でまじめじゃないので、みんな自由にやっているよね。

ハルト：今度のライブが1年ぶりとかになるけど、これって普通バンドとしてやれるペースじゃないと思うんだよね(笑)。それぞれの活動があるから、逆にこうやってバンドを保ってると思う。このバンドしか無かったら、このペースじゃ解散してると思う(笑)。

サラ：私的には「moni」が１年ぶりみたいな感覚が無くて、なんか気づいたら1年経ってた(笑)。もっとぎゅって。「moni」を自分の人生にいっぱい入れたい気持ちがあります。

ハルト：俺ももっとライブを入れたい。「moni」ってもっと有名になっていいと思うし、なれるパワーがあると思う。

アダム：まだやってないけどできることがたくさんあると思います。ソングライターがいっぱいいるから、曲作りもみんなでやってみたり、みんなで歌ったり。

ハルト：たしかにそれいいな。「moni」って結構なんでもありなんだよね。

アダム：そう。なんでもありなの。めっちゃ自由。

ハルト：カバーしてもいいしね。自分のソロだと「こういう感じの曲は歌えないな」「こんな雰囲気出すのは恥ずかしいな」っていうかっこいい曲が「moni」ならできるなって最近思っていたら、曲ができたし。

アダム：そう送ってくれた！

ハルト：昨日、たまたまアダムくんとたまたま会ってその後にテンション上がって、原付の中で曲ができたの。

アダム：すごーい！！

一同：(笑)

ハルト：原付で録音して、アダムくんにそれを送ったらいいね！って言ってくれて、今日その曲をこの取材が終わったら一緒にやろうかってなってるんだけど、そういう曲も自分のソロとかじゃちょっと恥ずかしいっていうか、その曲に合うような歌詞を作れないけど「moni」だったら恥ずかしがらずにできるなってのはあるかな。