コロナウイルスの影響でさまざまなことが変化した2020年。
「就活」にとっても、今年は大きな転換期となりました。
これまでとは違う就活。
そんな就活を勝ち抜くためにはどうするべきなのか……?
今回はそんな疑問に、就活の専門家の方に答えていただきました!!
就活を有利に進めるために、企業の人事が今本当に求めていることを知っていきましょう。
-目次-
21卒の就活は「苦」
マイナビが9月18日、21卒の大学生を対象にした就活に関する調査の結果を発表しました。
今年1年間の就活を表す漢字。昨年までは7年連続で「楽」が第1位に選ばれていましたが、今年は
「苦」
という漢字が選ばれました。
新型コロナウイルスの影響で説明会が中止となったり、慣れないオンラインでの面接を余儀なくされたりと、例年と異なる就活へのとまどいがあったのではないかと思います。
異例の事態で、今年の就活全体にどういった動きがあったのか。
また、どんな厳しい事態でも就活を勝ち抜くために必要なことは何なのか。
今回、就活の専門家である平川 敏章さんに教えていただきました!
~取材協力~
平川 敏章さん
株式会社VISIBRUITの代表取締役CEO。
新卒採用コンサル、研修企画コンサルに従事すると同時に、学生向けには各種就活対策講座や大学でのキャリア講演等、より効率的かつマッチ度の高い採用・就活の実現に向けて活動中。今年8月にローンチされた最先端AIを用いた新卒採用プラットフォーム「MiRAVEL」が多くの就活生に利用されている。
▶「株式会社VISIBRUIT」企業ホームページはこちら
実際どう厳しくなっているの?
◎コロナ禍で就活がどのように厳しくなってしまっているのか、その現状を教えてください
コロナウィルスの影響で、景気の先行き不透明感が強まっています。
日本の新卒採用の多くは「ポテンシャル採用」と言われていますが、「ポテンシャル」というのはつまり「即戦力ではない」という意味ですね。
即戦力ではないということは企業が時間をかけて育てないといけないので、先々の業績の見通しが立たないと多くの人数を採用することが難しいのです。
既にJALやANAといった就活人気企業が新卒採用の中止を発表していますが、採用の中止・縮小を断行する企業はこれからも増えそうですね。
もう一つの問題点は、企業と学生の接点の多くがオンラインに移行し、オフィスの雰囲気や社員との懇談など、企業と学生がお互いをよく理解する機会が減少していることです。
これらの点をよく理解して就活の戦略を練れるかが、22卒就活の成否を決める大きなカギになりますね。
サマーインターンの実態
◎サマーインターンではどのような変化がありましたか?
企業の多くは明確に採用を「量から質」に変化させています。
大量採用から少数厳選へ。
この流れの影響もあって、相談に来る学生さんからは、「インターンに応募してもどこも選考に通らない」という声を例年以上に多く耳にします。
またオンラインでの1dayまたはそれより短い就業体験やイベントもよく行われていますが、こちらは「会社説明がメインで企業を理解するには物足りなかった」という声をよく聞きますね。
生き残るために必要なアドバンテージ
◎今、企業はどんな人材を求めていますか?
「即戦力の人材」もしくは「即戦力に近い」と思わせられる人材、が就活においても有利になります。
曖昧で変化の激しい時代において「即戦力」とは、「専門的なことができる」か「0→1を立ち上げられる」かのどちらかです。
営業の経験やマーケティングの経験、アプリ開発(プログラミング)の経験など、即戦力をアピールできること。もしくは、ビジネスやサークルの立ち上げ経験などが今は高く評価されています。
とは言え、大半の大学生ではそうではないのが現実でしょう。
ですから、そういった人たちにとっては、「即戦力ではないかもしれないけど、御社に入って素早く成長を遂げ、いち早く戦力化します」というアピールをできるかどうかが勝負となってきます。
しかし今年は悪いことに、コロナウィルスの影響でリアルな接点回数が制限されるため、企業と学生がお互いを理解する機会は例年以上に少ない。
つまり例年よりも少ないチャンスで、
「自分はこういうタイプです。だから、こういう仕事に合うはずです。したがって、御社で活躍できます。」
ということを企業に自ら説明しないといけない。
その第一歩は「自分はこういうタイプ」ということを良く知ることです。つまりは「自己分析」ですね。
だから今後は特に自己分析がしっかりできていて、「自分はこんなタイプです。ここが強くて、ここが弱いです。」ということをしっかりとアピールできるかどうかが重要になるということです。
自己分析の重要性
◎自己分析は企業の方も重要視しているのでしょうか?
重要視しています。
就活というのはマッチングですから、いかに企業側が「いいな」と思う学生であっても、
「自分のことはよくわからないのですが、なんとなく合っていそうなので入社させてください。」という学生を通すことはできません。
「自分はこういう人間です、だから御社でなら頑張れます!」ということを学生自身が納得している人に、入社して欲しいわけです。
自分に合っていそうな業界をえらぶこと、
自分に合っている企業を選ぶこと、
企業の選考に通ること、
そのすべてにおいて、自己分析は必要です。自己分析とは、自分のことを良く知ることですね。
自分のことを良く知って初めて、企業選びで何を重視すべきかの「軸」を見つけることができます。
企業選びの「軸」を知って初めて、「御社に自分は合っています」と面接官を説得することができます。
◎自己分析を軽視することでどんなトラブルが起こりますか?
ここ数年、入社後間もない若手社会人の離職率が上がってきているとよく言われます。
もちろん個々の事情があるため早期離職が全て悪いというつもりはありませんが、「1社目なんか違ったな」と思って辞めてしまう人の多くは、就活での自己分析が不十分で自分に合っている企業がよくわからず、周りに流されて決めてしまっていました。
実は今回のコロナショックで、若手社会人のための転職市場、いわゆる「第二新卒」の求人件数が、急速に縮小しています。
10分の1とか、もしくはこれからもっと減るかもしれない。
つまりこれから就職する21卒や22卒の方々にとって、入社してしばらくして辞めたくなっても、簡単には転職できないような時代になってきているということです。
となると「1社目にどこを選ぶか?」はこれまで以上に重要になってきますね。
「自分に合った会社」をしっかり選んで、確実に内定をつかみ取るため、まずは自分を知るための自己分析に、しっかりと取り組んでみてください。
自己分析攻略ツール「MiRAVEL」とは
今回平川さんのお話の中で、自己分析の重要性というものを強く感じることができたのではないかと思います。
でも、自己分析のためのサービスってたくさん出ていて、どれがいいのかわかりませんよね。
そんなあなたに、今回インタビューを受けていただいた平川さんが代表取締役CEOを務める「株式会社VISIBRUIT」が開発した新卒採用プラットフォーム「MiRAVEL」をおすすめします!
「MiRAVEL」は、就活の専門家の知見と最先端のAI技術によって誕生した、新しい就活支援サービスです。
簡単な適性検査を受けるだけで、AIがあなたを分析。
「性格特性」をランキング形式で表示し、就活において重要な自己分析をサポート!
また他己分析も可能で、自分の評価と他人からの評価を比較することができます。
このようなAIを利用した自己分析・他己分析の適性結果をもとに、幾多ある企業の中から「本当に自分に合った企業」を選びます。
AIによる企業マッチングなので、忖度などは一切なし!
自分に適した企業をランキングで掲示してくれるので、どんな企業が合っているのか視覚的にわかりやすいのも大きな特徴。
さらに、自分の強み・弱みに応じて、
・面接で気を付けたい質問
など、就活で役立つアドバイスをもらえちゃいます!!
このように、就活生が自分の未来を主体的に選択できるよう多方面からサポートしてくれるのが「MiRAVEL」なんです!
(後日「MiRAVEL」のレポも配信しますので、そちらもお楽しみに!)
自己分析を制する者は就活を制する!
いかがでしたでしょうか?
コロナ禍という未知のトラブルに見舞われて、解決しようのない不安に飲まれていた方も多いのではないかと思います。
かくいう私も、何をすることが本当の自分のためになるのかなかなか掴むことができず、右往左往していました。
しかし、今回「自己分析」が未来を切り開くための重要なファクターだということを知り、何をすべきか、どうすべきかがわかり、目の前が開けたように思います。
厳しい状況なのはみんな同じ。そこから自分になにが足りないのか理解し、それを満たすことができるかどうかが大きなカギとなると思います。
さまざまなサービスをうまく利用しながら自己分析をしっかりして、自分に本当に合った企業との縁が結ばれるように頑張っていましょう!!