【イベントレポート】AGESTOCK2018 in早稲田祭 × 山本舞香

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AGESTOCK2018 in早稲田祭 × 山本舞香

 

新たな時代の足音を運ぶ秋風の吹きわたる2018年11月4日、静かに降り注ぐ雨を跳ね返すような学生の熱気にあふれるキャンパス内。『AGESTOCK2018 in 早稲田祭』山本舞香トークショーが開催された。

 

 

チケットの完売を物語るかのように、開始30分前にして会場には開始を待ちわびる大勢のお客さんが詰めかけた。そんな中、軽快な音楽にのってMC.AKIが登場し、期待の高まる会場内。すると、そんな期待に応えるように、この日の主役、山本舞香がステージへ。現れたゲストを見て、筆者は思わず目を疑った。(なんだこの美しさは…。)黄色い歓声を受けながら現れた21歳の人気女優は挨拶を終えると、MC.AKIによる『大きな歓声をお願いします。』というアナウンスを『出づらくなるからやめてください。(笑)』と一蹴。こうして始まったトークショーでは、カメラのレンズを通しては見られない、彼女のありのままの姿を見ることができた。このレポートでは、その一部を明らかにしていこう。

 

「初めての撮影リハーサルで・・・」

まずAKIの高らかなアナウンスによって開始された企画、それは『舞香の舞ライフ』。このコーナーでは彼女のこれまでの人生についての簡易的な年表をなぞりながら、女優・山本舞香が誕生するまでのさまざまな裏側が明らかに。まず出身地の鳥取について彼女は「自分にとって1番の居場所であり、落ち着ける場所。」と愛着を見せた。続いて話題は「お兄ちゃんがやっていたから始めた。」と語る空手へと移る。小学生時代に県大会優勝の経歴を持つ彼女は、「空手のポーズをやってほしい!!」という団扇を見逃さなかったMCにポーズを振られると、「ないです。」と即答。彼女のあっさりとした対応に会場では笑い声が。無論、筆者もその例外ではない。まさか本当にやらないとは…。(笑)最も印象的だったのは中学生時代の芸能界入りについての話であった。鳥取美少女図鑑に掲載された写真をきっかけに華やかな世界に飛び込んだ彼女は、当時のことを尋ねられ、「全く興味がなかった。いまでも自分がテレビに出ているのは恥ずかしくて見られない。」と予想外の心情を露わに。さらに「映画に出演するなど、人に見られる立場になって最初は戸惑ったのでは?」と訊かれると、「ファッション雑誌の撮影のリハーサルでフラッシュを浴びすぎて気持ち悪くなったこともある。」と明かした。予想だにしない衝撃のエピソードに、筆者は思わず息をのんだ。やはり芸能界は普通の世界とはちがうものということなのか…。そんなエピソードに対し「今日は皆さんのあたたかいフラッシュに包まれていますよ。」とAKIがお茶目に返して見せると、竹を割ったような性格のゲストは「わかりづらい。」と一刀両断。さばさばしたゲストとユニークなMCによる掛け合いに、見ているこちら側は笑いをこらえることができなかった。

 

 

出演作の撮影秘話も披露。撮影中に・・・?

続いて行われた企画は『舞香の舞過去』。この企画は、今までにゲストが出演した作品に関するクイズを出しながら、それぞれの作品についてのエピソードを聞かせてもらおうというもの。クイズ形式ということもあり、答えを予想しながら実際の答えを聞いて女優としての山本舞香について聞ける楽しい企画となった。

中でも自身初の主演映画、『桜ノ雨』についてのトークは鋭いキレを見せた。問題はこの映画の撮影中に、静かな現場で彼女が○○をして恥ずかしい思いをした、というものだった。なんだろうか…。見当もつかずにいると、本人からまさかの答えが出る…「おならをしたこと。」・・・え、おなら??彼女のまさかの答えに観客全員が驚いている様子だった。まさかね…と思っていると直後に本人から「してない!してないけどね!」と。なんだか安心したかのような、がっかりしたような(?)笑いが客席全体からもれた。よかった。(笑)正解は、‘’おなかが鳴ったこと‘’。ヒントをもらって本人もしっかりと正解していたが、クールなイメージのゲストの愛嬌ある一面を見ることができた瞬間だった。

一方で演技に関するこんな話も。今年公開の映画『SUNNY強い気持ち・強い愛』の撮影において、強いこだわりを持つ小室監督に影響を受け、初めて役に入り込めたという彼女。そのエピソードとして「雨のシーンで泣かなくていいところで入り込んでしまって泣いた。」ことが明らかに。先ほどとは打って変わって女優としての山本舞香の凄さが観客の心に届けられた。

 

 

会場を包み込んだ舞香ワールド

彼女のこれまでについての話が終わり、続いて迎えるは『教えて!舞香』。この企画では、

AGESTOCK2018実行委員会公式Twitterで事前に募集した質問、および当日会場内で集められた質問にゲストが答える中で、彼女の様々なパーソナリティが姿をのぞかせた。その中でMCとの絡みでは、彼女らしい気さくな対応を見せてくれた。

「鳥取のおすすめスポットは?」という質問が読まれると、「温泉に入っておいしいご飯を食べると幸せになれる。」と語る。なるほど…と思ったその時、彼女はこう続けた。「私は行かないけど。」…あれ、この流れ、さっきも見たな…。彼女の自由なトークはこのコーナーでも続き、我々オーディエンスは完全に舞香ワールドに取り込まれていた。さらに彼女は「好きな食べ物は何ですか?」という質問が読まれ、焼肉のハツとミノが好物だと明かすと、歯止めのない焼き肉屋トークを炸裂。あまりに自由な彼女のトークに、MCも思わず「行かないんかい!」「焼肉屋から離れてください!」と、気づけば私たちの思いを代弁するようなツッコミ担当になり、上質な夫婦漫才(?)が繰り広げられた。最近の恥ずかしいエピソードについての質問では、撮影中に回し蹴りのシーンでこけたことをゲストが明かすと、MCも駅の階段でこけて恥ずかしさから痛みをこらえた話を披露。誰しもあるこけたエピソードに関して、「我慢する気持ちはわかります。(笑)」と微笑んで見せた山本舞香。人気女優の可愛らしい一面を見られた気がして、なんだか微笑ましい気持ちとなった。

 

 

大盛り上がりの舞香検定。「小ちゃいけれど・・・」

すっかり舞香ワールドに染まった教室内。ここで行われたのが「舞香検定」。この企画はゲストにまつわるクイズが出題され、お客さんが手元の画用紙を挙げて答え、最後の一人になるまで正解し続けると山本舞香直筆サイン入り色紙をゲットできるというもの。

企画の始まりと同時にざわめきだす会場内。みんなが回答者として立ち上がるその様を見ると、某局で放送される某感謝祭が思い出された。「山本舞香さんの誕生日は?」という問題で始まったクイズは、3 問目終了まで観客のほとんどが正解し続け、人が減らなかった。どうなるのかな…と思っていると、運営側やMCに不安が流れ始めるのが覗えた。最初は正解者の多さに「写真撮りたい!」と喜んでいたゲストもそれは同じなようだった。しかしそんな不安をよそに、最終的に候補者は6人まで絞られ、色紙の行方はじゃんけんに委ねられた。おそらく彼らはあの時間において世界で最も幸運な6人だったに違いない。(笑)運命のじゃんけんは山本舞香の目の前で行われた。これほど勝ちたいじゃんけんが今後の人生であるのだろうか…。一方でこのじゃんけんでは負けた人にも思わぬボーナスが…!なんと舞香さんが握手の手を差し伸べたのだ!!人気女優の思わぬ優しさに、会場からは羨望のまなざしが。どこまで優しいんだ、この人は…。そしてじゃんけんを勝ち抜いた女性は、ゲストの好きなところについて「小ちゃいけれど頑張っているところ。」と。会場中から「そこ!?」とでも言いたげな驚きの笑いが起きた。山本舞香本人は、AKIから「小ちゃい。」を強調して言われると、「言い過ぎですよ。」とツッコミ。2人のトークはこの時間内にさらに磨かれているようであった。

 

 

当たってくれ!!誰もが願った舞チャンス!!

盛り上がったトークショーもいよいよ最後の企画へ。AKIから発表されたのは『当て舞香!?舞チャンス!』。この企画では、抽選箱からゲストが番号を引き、その番号が貼られた椅子に座っている人がサイン入りパンフレットをゲットできるというもの。最後に訪れた舞チャンスに、会場中が願いを込めた。当たってくれ・・・!そして、全員の視線を浴びるゲストの右手に選ばれたのは男子大学生だった。悲嘆にあえぐ周りをよそに今日最大のラッキーボーイは前へ。予定通り、パンフレットが渡される。誰もがそう思った。しかし、ここでサービス精神溢れるゲストからさらなるサプライズ。なんと手元にあった写真集にサインを書き始めたのである。これには会場中から羨望の叫びが。うらやましい・・・。(本日n回目)。見事サイン入り写真集を獲得した青年は、彼女のファンになってからは浅いというが、山本舞香さんのような女性と結婚したいか問われ、「(結婚)したいです。」と笑顔で答えた。これに対し「絶対他の子が出てきたらそっち行っちゃうじゃん!」といじらしく見せる姿に、一人の女子としてのかわいらしさを感じ取ることができた。

 

 

最後に見せた予想外の‘’神対応‘’

すべての企画を終え、「こういうトークショーでお客さんみんなの顔が見えるのがありがたい。頑張ろうと思いました。」と語った山本舞香。自身の出演作をしっかりと余すことなくユニークにお知らせし、最後まで観客を楽しませる姿を見せ続ける。会場全体での写真撮影を終え、トークショー終了の空気が流れ始めたその時、人気女優から驚きの提案が・・・。

それは、「帰りに(客席を)一周させてください。」というものであった。

どれだけサービスするのだろうか、この人は・・・。MCからの追加料金のアナウンスは嘘でもないのでは?というレベルの’’神対応’’に会場は大パニック。「テレビでは性格悪い女に見えるけど本当は普通の人間。」という彼女の言葉通り、笑顔で観客一人一人と握手に応じながら会場全体を歩いて回る姿からは、彼女の素敵な性格がにじみ出ていた。そして近くで見るとこの人、やはり美しい・・・。まぶしいオーラに一瞬目がくらんだ。感激するファンとの交流の時間を終えると、「ありがとうございました!」という言葉とともにこの日の主役、山本舞香は割れんばかりの拍手を背に会場を後にする。チケット代金など余裕でペイできる彼女のサービスに、600人近い人々は彼女のとりこになったに違いない。続いてゲストとともに観客を盛り上げ続けたMC.AKIも退場し、教室全体が夢のような時間の余韻と満足感で埋めつくされたまま、一時間を超えるトークショーは終演の刻を迎えた。

 

 

 

 

 

【開催概要】公演名:『AGESTOCK2018 in 早稲田祭』山本舞香トークショー

主催:AGESTOCK2018実行委員会

開催日:2018年11月4日

会場:早稲田大学早稲田キャンパス15号館401教室

MC:AKI

GUEST:山本舞香




AGESTOCK実行委員会公式サイト

http://www.agestock.jp/




AGESTOCK実行委員会公式Twitter

https://twitter.com/_AGESTOCK


 

 

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