【イベントレポート】おうち入学式2021×土佐兄弟×BiSH×豆柴の大群×渡辺淳之介

Tweet

Pocket

2021年4月17日(土)に「おうち入学式2021 presented by AGESTOCK」が開催された。

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で、大学生活のスタートを切る入学式が中止になった新入生に「少しでも勇気を与えたい」というAGESTOCKメンバーの熱意から昨年開催されたオンラインイベントの記念すべき2回目の開催。

ゲストには、”楽器を持たないパンクバンド” 「BiSH」からモモコグミカンパニー、TBS系のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」内のアイドルオーディション企画「MONSTER　IDOL」から生まれた5人組アイドルグループ「豆柴の大群」からハナエモンスター、所属事務所WACKの代表を務める渡辺淳之介と豪華なメンバーを招いて開催された。

さらに、MCには大学1年生を対象としたミスコンテスト『フレッシュキャンパスコンテスト2020』でグランプリを受賞した石川真衣とTikTokやYouTubeの「あるあるネタ」の投稿が大人気なお笑い芸人土佐兄弟(ワタナベエンターテインメント所属)が担当した。

新入生へのお祝いメッセージ

最初の企画では、ゲスト直々に新入生への祝辞を送った。

モモコ「新入生の皆さんご入学おめでとうございます。春から何か新しいことを始めたいと思っている方はいっぱいいると思うのですが、やる前から「○」「×」を付けずに一歩踏み込むことが大切なのかなと思います。私も頑張ろうと思います。」

ハナエ「ご入学おめでとうございます。めんどくさいと思うこともこれから増えてくると思いますが、一緒にぶつかっていけたらいいなと思います。」

渡辺「皆さん、ご入学おめでとうございます。僕は6年大学に通って本当に親に迷惑をかけた、マジ本当に。という雰囲気だったのですが、今思い出してもこんなに自由に楽しめる時期はもうないのかなと思いますね。とにかく人生はやったもんがちだなと思っているので、今リモートで色々やっていると思うのですが、皆さん、ただ好きなことを好き勝手にやれる時期はなかなかないと思うので、とにかく好き勝手にやって欲しいです。素敵なキャンパスライフを送ってください。おめでとうございます。」

ゲストからの嬉しい祝辞の後、MCの土佐兄弟からの質問で明らかになったモモコが大学生の時に映画部に所属していた話題でその場は盛り上がった。

新入生の悩みをゲストが解決

続いてMCから元気よくアナウンスされた本イベントのメイン企画である「新入生お悩み相談」。

事前にTwitterで募集したお悩みにゲストが答えるという企画。

質問が採用された４人の新入生がライブに参加し、直接各ゲストに相談をした。

友達と上手く話す方法を知りたい。

1人目の相談者れんたさんは、「おしゃべりが大好きで友達と話すことが多いが、ふと思いついたことを言ってしまったり、言い間違えたり、変なことを言ってしまうことがある。モモコさんも生放送でやらかしているイメージがあるので、上手く話せるコツを知りたい。」とモモコがモチーフになっている人形を手に持ちながら相談した。

これに対して、BiSHのメンバーとして様々な人と交流する機会も多いモモコは、

モモコ「話すのが上手い人は聞くのが上手い人だと思います。なので、自分でガッチリ頭で固めて言葉を出すというよりは、人の話をちゃんと聞いて受けた感想を言う方が上手く話せる気がします。」と回答した。

土佐兄弟からの「言い間違えた時のフォローはどうするのか。」という質問に対してモモコは、

モモコ「ほったらかしにしちゃうことが多いんですけど…。そうですね。今の時代SNSとかLINEとかもあるので、「あの時はごめんね」ってフォローするのもありかと思います。」

モモコのアドバイスに対して、相談者のれんたさんは、

「自分の憧れるモモコグミカンパニーっていう感じがしました。とてもタメになりました！」

とお礼を述べた。

どうしたら大学で友人関係が広がるか。

2人目の相談者ねねさんは「高校の同級生がいなくて、友達がゼロからのスタートなので友人関係を広げるのが大変です。どうしたら友人関係が広がりますか？」と相談。

新生活を迎えるうえで誰もが抱えるこの悩み。

この相談に対して渡辺は、

渡辺「俺も友達がいないで有名な渡辺淳之介なんですけど。大学に入った時、逆にチャンスだと思ったんですよ。これまでの知り合いがいないので。自分で自分を偽って生活することってないじゃないですか。だから、「ここからは俺はパーリーピーポーの俺だ！」って大学に行ったんですよ。自分じゃないから傷つかないじゃないですか。」と冗談を交え場を和ませながら回答した。

さらに、渡辺はこう続けた。

渡辺「自分を偽ることが難しい場合は、新歓コンパなどに行った際にウロウロしないで一人でポツンといること。ポツンと1人でいると誰かしら頑張って話しかけてくれるんですよね（笑）あと、相槌を打つことと、相手が話したことを全てオウム返しで答えること。こうしているとちゃんと話している雰囲気になるじゃないですか。」とすぐに実践できるアドバイスをした。

このオウム返しアドバイスをねねさんと渡辺で実際に挑戦してみることになった。

相談者と渡辺のオウム返しの会話は、最後の渡辺の「俺たちつきあっちゃおうか。」という冗談でみんなの笑いを生んだ。

渡辺のアドバイスに対して、相談者のねねさんは、「ありがとうございました。」と笑顔でお礼を述べた。

親に反対されても将来の夢を追いかけるべきか。

3人目の相談者きょうこさんは「将来の夢があるんですが親に遠回しに反対をされています。
私の人生だから私がしたいことをしたいって思っていても親不孝なのかなと思ってしまいます。諦めた方が良いのでしょうか？」という相談を持ち掛けた。

親の反対を押し切ってまで自分のやりたい道を進むべきかどうか、という学生の今後の人生を左右する難しい相談。

この相談にハナエは、

ハナエ「渡辺さんがいるから言いにくいんですけど…私、WACKのオーディション親に無断で応募しているんですよ。受かってから親に言ったので。頭が悪すぎて親に反対されていたんですけど、テストで平均点以上を取るっていう条件を達成して親に認めてもらって、今では応援してもらっているので、自分の頑張りを見せる事が大事だと思います。」

と回答した。ハナエに続き、渡辺・モモコの2人も

「自分の頑張りややる気を見せれば親は応援してくれる！」とゲスト・MCみんなできょうこさんにエールを送った。

みんなからのエールに、相談者のきょうこさんは「頑張ります！」と意気込みを語った。

喧嘩中のお姉ちゃんと仲直りがしたい。

続いては、「お姉ちゃんのアイスを勝手に食べてしまい喧嘩中です。どうやって仲直りすればいいでしょうか？」というはるかさんからの可愛らしい相談。

この相談に対して、リアル兄弟の土佐兄弟のお二人は、

卓也「妹や弟が正直に謝ればお姉ちゃんやお兄ちゃんは、そこで怒ったりしない。可愛げを持って謝ればいい。」と兄らしく回答した。

有輝「自分よりお姉ちゃんやお兄ちゃんの方が気にしている。だから、自分は気にしないであっけらかんとしていれば兄や姉が歩み寄ってくれる。その時に謝ればいい。」と弟らしい回答をし、兄 卓也を動揺させた。

２人の回答に対してはるかさんは、「お姉ちゃんが歩み寄ってくれた時に謝ります！」と弟である有輝の意見を採用した。

教えて！学生時代の㊙エピソード！

モモコさんへの質問

「モモコさんの⼤学時代にやっておけばよかったなというような後悔はありますか︖」という質問に対して、

モモコ「留学する子が多かったのですが、私は怖くて出来なくて…。大学生の間に一カ月でも留学に行っておけば、明るい子になれたり、精神が鍛えられたのかなと思います。」と留学への後悔を語った。

土佐兄弟の「どの国に留学したかったんですか？」という質問に対しては、

モモコ「特にどこに行きたいかは考えていなかったのですが、イギリスかな。」と回答した。

「逆にやってよかったことは？」という質問に対しては、

モモコ「BiSHのオーディションを受けに行ったこと。在学中に本屋に行くのが好きで、授業をサボって行ってたこともあるぐらいなんですけど…（笑）その時に、本屋でBiSHのオーディションを見かけてふらっと受けに行きました。元々「こういう世界にめっちゃ行きたい！」という欲がなかったので、あの時見つけて本当に良かったなと思います。」と貴重なオーディションエピソードを披露した。

ハナエさんへの質問

「学⽣時代で⼀番恥ずかしかった出来事などはありますか︖」という質問に対して、

ハナエ「高校生の時に自分で『自称妖精』って言ってた時期があったんですよ。Twitterのプロフィール欄に書いていて、男の子でいじってくる子もいました。ウィッグを被って登校したり、不思議キャラで通していました（笑）周りと違う考えを持っていることをアピールしたかったんですよね。」と恥ずかしがりながら答えた。

この回答に対して、土佐兄弟の有輝とモモコは、「分かる！」とハナエの意見に同感した。

渡辺さんへの質問

「渡辺さんは⾼校の時どのようにして進路を決めましたか︖今、高校3年生で進路が決まらなくて困っているので教えてほしいです。」という質問に対して、

渡辺「レコード会社に入るための条件に大卒って書いてあったから大学に入学したので、就職のためだったんですけど、今になって何が一番自分の身になったかと考えると、友達と暇な時に映画やDVDを見たり、本を読んだり、音楽をしたことが、今の自分の社会人生活の中で活きてきているなと感じます。余暇を楽しむことが一番だと思います。何を選んだっていいと思うんですけど、僕の場合は遊びがスタートの起点になりました。あと、恋愛はして欲しいなと思います。」

と自分の経験をもとに回答した。

土佐兄弟への質問

土佐兄弟に寄せられた「1番印象に残っている先⽣はどんな先⽣ですか︖」という質問。

卓也「僕、高校の時にバンドをやっていて文化祭の後夜祭でトリを任されたんですよ。その体育館の使用時間が18時までだったのかな？自分達の出る番になった時、18時ちょっと前か過ぎるかという時間だったので、先生に『僕たち出ない方がいいですかね？』って聞いたら、先生が『俺、時計持ってないから知らねえよ。』って言ってくれたんですよ。ここぞ！って思い出に残る時には、お前らの好きにやってくれよって言ってくれた先生は思い出に残ってますね。」と心温まる思い出を語った。

有輝「ナカモト先生ですね。口調とかもめっちゃ優しい先生なんですけど…。一回、田中っていうやつがめちゃくちゃ騒いだんですよ。そしたら、すっごい優しいナカモト先生が「おい田中！殺すぞ！」って怒鳴ったんですよ。そこから、ナカモト先生の授業では誰もふざけなくなりました。」

「逆に１番印象に残った同級生はいますか？」という質問に対して、

卓也「僕、生徒会長をやっていたんですよ。生徒会長も学校を変えたいという堅い感じじゃなくて、アイスクリームの自販機を作りたくて立候補したんです。みんなが大反対する中、後の副生徒会長になったサトウコウスケっていうやつだけが賛成してくれたことが印象に残っていますね。今も仲良くしています。」と答えた。

有輝「ジュリアナですね。スペイン出身の2個上の女の子で、自分のクラスに転入してきたんですけど、日本語が話せなくてスペイン語オンリーなので、うちにクラスだけ挨拶が『オラ！』でした。」と答えた。

エンディングトーク

ここで、2021年11月12日・13日・14日に開催される「AGESTOCK2021 in TOKYO DOME CITY HALL」 のチケット第二次選考販売受付中という告知があった。

このイベントに出演が決まっているBiSHのモモコと豆柴の大群のハナエは、

モモコ「AGESTOCKさんのライブには毎回出させてもらっていて、今回も呼んで頂いて本当にありがたいです。楽しみます。」

ハナエ「私は高校生の時に、お客さんとしてAGESTOCKのイベントでBiSHさんを見に行ったこともあるので、今回憧れのAGESTOCKさんにBiSHさんと出演できるのが嬉しいです。頑張ります！」

と意気込みを語った。

最後に今回の感想として、

モモコ「新入生の方々、色々と不安があると思います。私も後悔することや恥ずかしいこといっぱいあったんですけど、何とか大人になってきたので、何事も臆せず頑張って下さい！私も頑張ります！」

ハナエ「環境の変わり目で、みんなあたふたしたり不安なことも多いと思うんですけど、風邪にだけは気をつけて。体調に気をつけて勉強したり、楽しんだりしていきましょう！入学おめでとうございます。」

渡辺「ご入学おめでとうございます。学生生活に失敗したことってミジンコみたいなことにしかならないので、いくらでもやってみて失敗するってことが大事だと思います。僕も未だに思い出す恥ずかしい思い出ってあるんですけど、それが最終的に何十年後かには良い思い出になりますから、とにかくやったもんがちな精神でやってもらえたらなと思います。皆さん、楽しんでください！」

卓也「大学4年間はあっという間なので4年間何か楽しいことやってやろうという気持ちで過ごしてみたらいいと思います。本当に入学おめでとうございました！」

有輝「高校生活が恋しくなったら土佐兄弟の動画を見て下さい！ありがとうございました～」

とそれぞれ熱いメッセージとともに、イベントは幕を閉じた。